ひっつみ

青森県南部地方では、畑作地帯が広がっており、雑穀・粉食(小麦粉・そば粉)主体の料理が昔から伝えられています。

季節の山菜、野菜、きのこなどを入れただし汁に練った小麦粉をひきちぎって入れることから「ひっつみ」といわれています。ごはんが不足した時によく作り、具やだしは地域や各家庭、季節などにより変わります。

材料(3~4杯分)

小麦粉(強力粉)
250g
水(上記小麦粉に入れる水)
100cc程度
鶏肉
100~125g
にんじん
中1/2本
ごぼう
中1/2本
ねぎ
1本と1/2本

少々
しょうゆ
大さじ1/2

1000cc

ひっつみの作り方

1

小麦粉に水を少しずつ加え、耳たぶより少し柔らかい程度にこねます。(水の量は、状態に応じて適宜変更してください。)
よくこねないと、汁がとろみやすくなります。こねて一晩おくと、さらに良く伸びます。

2

1にぬれふきんをかけ、1時間~半日くらいねかせておきます。

3鶏肉は、一口くらいの大きさに切る。にんじん、ごぼうは、ささがきにします。
4鍋に水、鶏肉、にんじん、ごぼうを入れ、煮立ててだしをとります。
52のひっつみを片手に持ち、両手の指で薄くのばしてひきちぎり、煮立っただしの中に一枚ずつ広げて入れます。
6最後に、しょうゆ、酒で味付けをして、斜め切りのねぎをパッとはなして火を止めます。

このページを見ている人は、こんなページも見ています