アワビ
青森県で主に獲れるのはエゾアワビで、県内全沿岸に生息し、特に大間町で採れるアワビは評価が高く、高値で取引されています。
全長約10cm前後と、他のアワビに比べやや小ぶりではありますが、肉厚でやわらかく、適度の歯ごたえのあるのが特徴です。青森県のような寒冷地域では1年間で約1~2cm程度しか成長しないため、十分な大きさになるまでに7~8年の月日を要します。
あわびの肉を乾燥させてつくる“熨斗鮑(のしあわび)”は不老長寿の薬とされ、命を長ずる説から慶賀の際の贈答品、飾り物、又武士の出陣などに使われ、現在の“ノシ”の習慣のもとになりました。
刺身や酒蒸し、ステーキで食べるほか、青森県の八戸市を中心に、お祝い事やお正月に欠かせない料理「いちご煮」といわれる、お吸い物に、ウニと一緒にアワビが使われています。
旬のカレンダー
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
- 旬の時期
- 流通時期
主な生産地
- 津軽
- 深浦町
- 南部
- 八戸市
- 下北
- むつ市
- 東通村
- 風間浦村