ホヤは植物?貝?殻付きホヤのさばき方とそのまま美味しく食べるコツ・レシピ

丸みを帯びた袋状の体?何やら得体の知らない海産物?その正体こそが「ホヤ」です。日本では東北や北海道でしか水揚げされないため、はじめて目にする人も多いのではないでしょうか。ところでホヤって植物?貝?どうやって食べるの?いつが旬?たくさんの疑問を解消できるような、ホヤの魅力やさばき方、美味しい食べ方などを紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

ホヤは植物?貝?殻付きホヤのさばき方とそのまま美味しく食べるコツ・レシピ

不思議な魅力のホヤとは⁉

ホヤは貝だと思われがちですが、貝でもなく、魚や植物にも属しません。実は、動物に近い脊索動物の一種として分類され、凹凸のあるその形状から「海のパイナップル」と呼ばれています。青森県で行っているホヤの養殖は、収穫まで約3年ほどの時間と手間がかかります。ホヤとコノワタ(ナマコの腸)を合わせた塩辛は高級珍味と扱われることも。ホヤはなんと言っても磯の香りと独特の旨み、プリプリとした食感が特徴で、他にはない味わいを楽しめます。

ホヤの仲間は世界に2,000種類以上!?

なんとホヤの仲間は近種も含めると世界に約2,000種以上も生息!ホヤは種類によって色や形などが多様で、一部の品種が食用や生態系研究の対象となっているのだとか。ホヤを食用にしている国は日本以外に韓国やチリ、フランスなどがあります。

ホヤの仲間は世界に2,000種類以上!?

これを見れば安心!ホヤのさばき方

鮮度が命のホヤはさばきたてが一番美味しい!それにしてもどうやってさばいたらいいの?ポイントをおさえてトライしてみてくださいね。

おいしいホヤの選び方

ホヤは時間が経つと臭みやえぐみが出てきます。そのためオススメは入荷したてがベスト!目利きのコツは、殻がパンパンに膨れたもの、色が綺麗に発色しているものを選ぶこと!さばいてあるものよりは殻付きを購入して、自分でさばきたてを食べるのが一番美味しいです!

生のホヤをもっと美味しく青森レシピ

生のホヤは磯の風味が魅力でもありますが、苦手な方はきゅうりと和えたり、酢の物にすると磯の風味が和らいで、食べやすくなります。他にも蒸しホヤ、バター焼き、塩辛、天ぷら、から揚げなど、刺身以外にアレンジしても美味しくいただくことができます。また、郷土料理のひとつで山菜のミズを合わせた「ミズとホヤの水物」は、ホヤの旨みにミズのシャキシャキ食感がプラスされて初夏のさわやかな味わいを楽しめます。


青森県民に親しまれているホヤ

ホヤは、青森の新鮮な魚介類を「四季の味」としてブランド化した「七子八珍」の1つとして数えられています。磯の香りが強く、他の食材にはない旨味やえぐみもあるため、好き嫌いがはっきりと分かれると言われていますが、お酒を嗜む青森県民に愛される海の幸です。その愛されっぷりは居酒屋さんのおつまみのメニューに頻繁に登場するほど!日本で食べられているホヤは、殻に突起があり風味が強いマボヤと、殻に突起がありマボヤよりも少し大きめで食べやすい赤ホヤの2種がほとんどです。青森で食べられているのは主にマボヤで、夏に旬を迎えますが、1年を通して楽しむことができます。

青森県のホヤを食べよう!

本州最北端の青森県は、三方を日本海、太平洋、陸奥湾に囲まれているため、まさに「おさかな王国」。新鮮な魚介と一緒に旬のホヤを味わってみてくださいね。塩辛など長期保存ができるお土産もあるので合わせてチェック。お口の中が磯の風味で満たされる感動を味わってください。

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