小麦
秋(9月中旬から下旬)に種をまき、冬を越し、夏(7月)に収穫します。青森県内で作付されている小麦は主として「キタカミコムギ」と「ネバリゴシ」の2種類です。「キタカミコムギ」はたんぱく質含有量が少なく、薄力粉用として主にお菓子用に用いられます。その他、お餅のもちもち感とうどんのツルツル食感を持つ「もち小麦」や、パン用硬質小麦「ゆきちから」等も各地域で生産されています。
ネバリゴシ
「ネバリゴシ」は低アミロース小麦で、製麺向きで、なめらかでもちもちとした食感も非常に良い小麦です。
主な生産地:十和田市、つがる市、横浜町、鰺ヶ沢町、八戸市
キタカミコムギ
「キタカミコムギ」はたんぱく質の含有量が少なく、薄力粉として主にお菓子に用いられます。
ゆきちから
「キタカミコムギ」や「ネバリゴシ」等、青森県でも以前から栽培されてきた品種のほか、製パン性が高い「ゆきちから」が栽培され始めています。「ゆきちから」は、学校給食用のパンに使われています。
主な生産地:黒石市、弘前市、青森市、鶴田町
もち姫
もち性小麦品種「もち姫」。もち米などのイメージが強い“もち”という言葉が入った「もち姫」は、お米ではなく、もちもちとした食感が特長である麦です。もちもちの食感だけでなく、つるっとしたのどごしもあることからいろいろな加工品に使う事ができる小麦粉として注目を高めています。
すいとんなど料理に使う際は、小麦粉やじゃがいもなどに1~2割程度もち姫を加えて作ると、喉越しのよい、もちもち食感を楽しむことができます。
生産地:おいらせ町、十和田市