南部太ねぎ
「南部太ねぎ」は、青森県南部町の生産者によって品種研究され、1964年に種苗登録された伝統野菜です。太いものでは白根の部分が直径3cmを超え、長さも1m前後まで育ちます。栽培方法が難しく、また、栽培しやすいよう品種改良が進み、絶滅の危機に陥りました。
その危機を救ったのが、南部町にある県立名久井農業高校の生徒たちです。地元の伝統野菜を絶やしてはいけないと、町内にただ一人残っていた栽培者から種を譲り受け、学校の農園で栽培し、種を取り、今につなげてきました。現在は、若手農家に引き継がれ、少しずつ生産面積を増やし、復活の道筋をたどっています。
名久井農業高校では、種の伝承のほか、より効率的に栽培できるよう、新たな栽培方法を研究し続けています 。
南部太ねぎは、一般品種のねぎと比べ糖度は1.5倍以上で、緑の葉の部分までおいしく食べられます。加熱すると更に甘みが際立ち、鍋はもちろん、焼いたり、天ぷらなどでもおいしくいただけます。
旬のカレンダー
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
- 旬の時期
- 流通時期
主な生産地
- 津軽
- 南部
- 南部町
- 下北