うめ・あんず
日本ではうめは古くから健康食品として知られ、近年は健康ブームを背景に梅干しを始め、梅漬け、梅酒などに加工され、需要も増大しています。青森県の主要産地は南部町を中心とした県南地方で、主力品種は豊後(ぶんご)、あんずでは八助(はちすけ)となっています。
うめは原産地が中国で、6世紀初めに渡来したとされています。観賞用として万葉集でも歌われていますが、食用として注目されるようになったのは江戸中期頃と言われています。また、あんずは、かなり古い時代に中国から伝わり、江戸時代には、種子の中の仁(杏仁)が薬として利用されていたそうです。
あんずの八助の特徴は大きさ。一般品種より3割ほど重く大柄です。また、シャリッ、サクッとした肉厚の果実の歯ごたえは八助ならではの食感です。
そして加工適性。多くのあんずは甘味が少なく酸味が多いため、干しあんずやシロップ漬け、ジャムなどに利用されていますが、甘味、酸味ともに多い八助は、その食味と食感が梅干し(しそ巻き)の加工に適しています。
旬のカレンダー
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
- 旬の時期
- 流通時期
主な生産地
- 津軽
- 南部
- 八戸市
- 三戸町
- 五戸町
- 南部町
- 下北