りんご
西洋には「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあります。日本においても、昔からりんごは健康に良い食べ物とされてきました。りんごの栽培は、冬の枝切りから秋の収穫まで、ほとんど休むことなく作業が行われます。青森りんごのおいしさは、このように生産者が情熱をもって地道な努力を続け、さらに栽培過程の様々な困難を克服することによって生み出されるのです。
おいしくて安心な青森りんご
青森りんごは、全国りんご生産量の半分以上を占め、ほぼ一年を通して皆さんにおいしいりんごをお届けしています。 最近では、りんごの持つ機能性が報告され、医学的効能が明らかになってきました。
りんごの表面がベタベタすることがありますが、これはワックス処理されている訳ではなく、“油あがり”という現象によるものです。その主成分はりんごが成熟するにつれて増えるリノール酸とオレイン酸であり、栄養価の高いものです。ジョナゴールドやつがるによく見られる現象で、よく熟した食べごろのサインです。
また、青森りんごは、長期保存しても品質や風味が変化しないように、低温でりんごの呼吸を抑制して休眠状態にするCA貯蔵という方法で保存されます。近年は、光センサーで瞬時に糖度や蜜の入り具合を測定できる機械の導入も進み、これにより、シャキッとした歯ざわりのおいしいりんごを全国の消費者にお届けできるのです。
加工品
生産者が心を込めて栽培したりんごはどれも味わいがあり、加工品になってもその美味しさは変わりません。ジュースやジャムの他、ドライフルーツ、お酒(シードル・ブランデー)、ドレッシングや酢などの調味料まで、様々な加工品があります。
ジュース
ジュースには、搾った後に濃縮して貯蔵し、製品化する際に水分を加えて元の濃度に戻す「濃縮還元果汁」と、搾ったものをそのまま製品化する「ストレート果汁」があります。ストレートジュースは、素材そのものの濃い味が楽しめます。
冷たいのはもちろん、あたためてもおいしくいただけます。
ジャム
りんごを使用した様々なジャムが作られています。ふじ、紅玉、王林、トキなど、品種別に作られることも。
ドライフルーツ
ドライフルーツは、その名のとおり、果物を干して乾燥させたものです。
フルーツに多く含まれる水分を蒸発させるため、栄養素がぎゅっと濃縮された形になります。生のフルーツに比べて、長期間の保存ができることと、乾燥させることでコンパクトな大きさになることから、持ち歩いて食べられる美容食として人気が高まっています。
生のフルーツにはビタミンCがたくさん含まれていても、ドライフルーツにするとビタミンCのほとんどを失ってしまう果物は少なくありませんが、りんご王国青森で作られているりんごのドライフルーツは、生りんごのよりも多くのビタミンCが凝縮されていると言われています。
半生状にしたものや乾燥させたスナック状のもの、フリーズドライのものがあります。
シードル
シードルは、りんごを原料にしたヨーロッパ生まれの発泡性果実酒のことで、繊細な泡立ちとすっきりとした飲み口が特徴です。
りんごの産地青森だからこそ、最も美味しい時期に収穫された新鮮なりんごを原料に、スパークリングワイン「シードル」が製造されています。
りんごの名産地、青森県では産地ならではの美味しいシードルを楽しむことができます。
ブランデー
アップルブランデーとは、その名のとおり、りんごを原料としたフルーツ・ブランデーの1種です。りんごの果汁を発酵させて醸造酒を作り、それを蒸留して作られます。(シードルを蒸発させて作るのがアップルブランデー。)
基本的には、ブドウの果汁を発酵させて醸造酒であるワインを作り、それを蒸留させて作るブランデーと製法が似ています。
ブドウの果汁を発酵させた醸造酒「ワイン」の代わりに、りんご果汁を発酵させた醸造酒「シードル」を使ったブランデーがアップルブランデーです。
ワイン
五所川原市の特産である赤~いりんご(御所川原)を使った赤いりんごのワインなどがあります。
旬のカレンダー
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主な生産地
県内各地