米粉を練って作られたなべっこと呼ばれるだんごが入った青森県南部地方の伝統料理です。 おだんごの形が鍋に似ていることから「なべっこだんご」と言われていますが、地域によっては「へちょこだんご」呼ばれているところもあります。昔は田植後の天祈りや収穫後の秋じまいなど一区切りということで、新小豆や米粉を使ってよく作られたと言われ、11~3月の寒い季節に庭じまい、農神様、大師様の供物としても作られます。
材料(5~6人分)
米粉(もち粉でも可) | 200g |
小豆 | 200g |
砂糖 | 120g |
塩 | 5g |
お湯 | 150~200cc |
下準備
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・小豆を1晩水に浸してふやかしておきます。
・米粉を練る用のお湯を沸かしておきます。
手順・ポイント
- ふやかしておいた小豆を鍋に入れて、強火で沸騰させ、差し水をしたら弱火で煮込み差し水をし、煮込むを繰り返し煮込みます。~1時間くらいで小豆が柔らかくなったらOKです。
- 小豆にお砂糖と塩を入れて混ぜながら少し煮込み、味を整えます。お砂糖と塩を最初に入れてしまうと小豆の硬さが残ったあんになってしまうため、小豆が好みの硬さになるまで煮込んでから調味すると簡単にあんこができます。
- あんを煮込んでいる間に、米粉(またはもち粉)に様子を見ながらお湯を入れ、まとまるまでお湯を足しながら練ります。
- まとまった米粉を10gくらい大きさでちぎり、丸めたら、真ん中を指で押してつぶします。これがなべっこだんごです。
- あんが煮えたら、なべっこだんごを入れて~7分程度煮込んだら完成です。あまり煮詰まってしまったらこの時点で差し水をすることもできます。
すぐに食べない時は、小豆の中に入れずにおだんごを茹でて、おだんごが浮いてきたら氷水で〆て別で保管しておくとおだんごが柔らかいままです。
※小豆は品種によっても異なる場合があるため、茹でる時間や砂糖の量は調整してください。