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青森のうまいものたち

津軽の桃(2016年9月)

2016年9月 旬の食材 津軽の桃

 今月は、りんご農家の想いが詰まった「津軽の桃」を紹介します。

「津軽の桃」とは

 りんごの一大産地である青森県には、りんご農家が作る桃があります。「津軽の桃」は、山梨や福島など他産地の出荷が終盤に差し掛かった頃、旬を迎えます。
 平成16年、りんごの価格低迷と早生りんごの台風リスク回避のために、津軽地域では桃の栽培に取り組みました。津軽地域の気候が桃の栽培に適していることや、りんご栽培技術を活かすことができることなどから、今では定着し、若い生産者を中心に栽培面積も年々増加しています。
 桃の木の剪定、実すぐり、袋かけ、果実の色付けなど、これまでのりんご生産の中で培った技術が桃の生産にも活かされています。特に「津軽の桃」の色付き具合は美しく見事なものです。太陽の光が当たるよう果実まわりの葉を摘むほか、着色用の反射シートをほ場に敷き詰め、果実のお尻の方まで着色させるなど、りんご農家のこだわりが表れています。
 一部の生産者は「斜立主幹形」という片側へ剪定する方式を取り入れ、枝を吊るしたり、竹で支えたりするなど、太陽の光がまんべんなく当たるよう工夫しています。

津軽の桃 栽培
津軽の桃

「津軽の桃」厳しい出荷基準

 津軽地方は昼夜の寒暖の差が大きいため、果肉がしまり、深い甘みのある味わいの桃に仕上がります。JA津軽みらいでは、出荷する桃を「光糖度センサー」に通し、サイズ・糖度・色付きの基準を設け選別し美味しいものだけを出荷しています。特に、糖度15度以上のものは、化粧箱に入れられプレミアム品として販売されています。
 「津軽の桃」は8月上旬から10月上旬頃まで、13種類ほどの品種をリレーします。主力品種は「川中島白桃」、9月上旬から本格的に出荷が始まります。他県産より出荷時期は遅めですが、主産地の出荷が終了してから出荷できることから、市場からの引き合いも非常に高くなっています。

津軽の桃 光糖度センサー
津軽の桃 箱詰め
津軽の桃 化粧箱

「津軽の桃」のブランド化に向けて

 JA津軽みらい「津軽もも生産部会」では、「津軽の桃」のブランド化に向け、食味向上や産地化、スイーツなど加工品の商品化、統一ロゴマークの活用によるPRなどに取り組んでいます。2016年7月には県内で10件目となる地域団体商標を取得し、今後さらなる知名度向上が期待されます。
 また、生産者自らも消費地に出向き対面販売をするなど産地が一丸となって積極的に活動しています。

津軽の桃 ブランド化に向けて
津軽の桃

「津軽の桃」を使ったデザートが食べられる!

津軽の桃 ブランド化に向けて

 2016年9月7日(水)から21日(水)までの期間限定で、ブラッスリーポール・ボキューズにおいて、「津軽の桃」をお楽しみいただけます。(期間終了しました)

りんごづくりの、想いをのせて。津軽の桃&あおもりカシス
「津軽の桃のコンポート ヴェルヴェーヌのアイスクリーム あおもりカシスのアクセント」
この季節だけ楽しめる津軽の桃をコンポートに仕上げました。

「津軽の桃」を使った加工品いろいろ

「津軽の桃」を使った加工品も続々と登場しています。
こちらもぜひ一度お試しください。

津軽の桃 ブッセ
津軽の桃 グミ
津軽の桃 ピンクカレー
津軽の桃 キャラメル
販売先 産直センターひらか
青森県平川市小和森上松岡211-1
電話 0172-43-1831
営業時間 4~11月 7:30~18:00
12~3月 8:30~17:00

問い合わせ先

JA津軽みらい 平賀基幹グリーンセンター(津軽もも生産部会事務局)

電話:0172-44-8490

津軽の桃

ちょうど旬を迎えている「津軽の桃」、深い甘みの味わいをご賞味ください。


旬の食材

2020年3月
布海苔投石事業発祥の地「風間浦村の布海苔(ふのり)」

2020年2月
冬に獲れる、「田舎館いちご」

2020年1月
白神山地と日本海の自然に囲まれ育った「深浦白神自然薯」

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