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特集:あおもりの旬 2011年2月号 「あおもりの酒」

 冬の鍋料理には、日本酒がよく似合います。
 ふるさとの料理には、地酒がよく似合います。
 今回は、青森のうまいものと相性ぴったりの「あおもりの酒」をご紹介します。


青森県の日本酒

写真
白神山地

 美しく豊かな自然と伝統文化に恵まれた青森県は、良い米と清らかな水、冷涼な気候を兼ね備えた、全国に誇れる銘酒の産地です。世界自然遺産「白神山地」をはじめとした山々を源とした豊富で良質の伏流水と数々の良質米を原料に、酒造りの名工といわれる南部杜氏、津軽杜氏が技と心をこめて造った「あおもりの酒」は、どれも優劣のつけがたい名品ぞろいです。
 青森県の豊かな自然と伝統の技により育まれた「あおもりの酒」を、是非お試しください。


「オールあおもり」への熱い思い

写真 日本で最も評価の高い酒造米「山田錦」に匹敵する県産米で旨い酒を造りたい。その熱い思いから酒造好適米「華想い(はなおもい)」は開発されました。また、青森県産米と相性の良い青森県独自の酵母で仕込む、全国レベルの味わいの酒を目指し、オリジナル酵母や麹菌も誕生しています。
 「華想い」を使った吟醸酒の開発には、県農林総合研究センター、県工業総合研究センター、県酒造組合、JAなどが力を合わせて、「100%青森ブランドの全国トップレベル」の酒造りに取り組みました。「華想い」は県酒造組合が100%契約栽培を実施していて、県内酒造メーカーに限定した原料供給を行っています。米の契約栽培による生産から、醸造、販売まで、安心して提供できるシステムが構築されています。
 米、仕込み水、酵母、麹菌。全ての原料を県産にこだわり「オールあおもり」で造り込まれた吟醸酒は、華やかでフルーティな香り(酵母のおかげ)で、味は、すっきりとした中にしっかりとした旨みが後から広がる(米、麹のおかげ)のが特徴です。
 なお、華想い、県酵母を用いた吟醸酒、純米吟醸酒は、県内蔵元により商品化され、青森県を代表する高級酒として販売されています。


青森県奨励品種「華想い」

写真
「華想い」と「華吹雪」の稲株

 「華想い」は県が開発した酒造好適米で、平成14年に青森県奨励品種となりました。日本で最も評価の高い酒造米「山田錦」を母とし、青森県の「華吹雪(はなふぶき)」を父として、青森県農業試験場において大切に育成されました。
 「華想い」が開発される以前は、昭和61年青森県の奨励品種となった「華吹雪」が純米酒用の原料米の定番として、一定の評価を確立してきましたが、「華吹雪」は高精白に向かないため、吟醸酒・大吟醸酒用の原料は県内メーカーにおいても県外産の酒造好適米、特に「山田錦」でまかなっている状況でした。
 そのような中、吟醸酒用の酒米として誕生した「華想い」は高精白が可能であり、山田錦にも匹敵する酒造適性を有していて、ミネラル成分が多く、たんぱく質が少ないことから高級酒に向いています。できあがった酒は口当たりが良く香り高いのが特徴で、すっきりとした上品な味わいを堪能できます。


県オリジナル酵母

 酒の酵母は、もろみの中で醸成させると米をアルコールと炭酸ガスに変えます。さらにフルーティーな香りを醸し出すのも酵母の役割ですが、香りが強くなるとアルコールが出にくくなるという特性があります。香りの出具合とアルコール量抽出のバランスが良いのが優れた酵母といえます。
 青森県のオリジナル酵母「まほろば華酵母」は、優れた酵母でしたが、その中から優秀な酵母を選びだし培養に成功したのが、「県酵母イ号」と「ロ号」です。
 「イ号」は、香り立ちが強く華やかで大吟醸酒向きの酵母、「ロ号」は発酵力が強くしっかりした味わいになる純米吟醸酒向きの酵母といえます。

 酒質に応じて良質の酵母を選び健全に培養することは、酒造りのうえで非常に大切なことです。野生酵母やバクテリアの侵入を防ぐため、酒蔵では徹底した清潔管理がなされてます。特に納豆菌はそのパワーが強いので、酒の仕込み中、蔵人は納豆を食べたり触ったりしないそうです。


県内蔵元の紹介

 県内大手の「桃川株式会社」や田酒が有名な「株式会社西田酒造店」など青森県内の各地に蔵元があります。そのほとんどが代々の伝統を受け継いだ蔵元であり、地元で愛される地域密着型の蔵元です。

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写真株式会社西田酒造店

住所:青森市油川大浜46
電話:017-788-0007

*華想いを用いている酒
田酒 純米大吟醸 百四拾

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写真鳩正宗株式会社

住所:十和田市大字三本木字稲吉176-2
電話:0176-23-0221

*華想いを用いている酒
八甲田おろし 純米大吟醸 華想い

見学OK

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写真桃川株式会社

住所:上北郡おいらせ町上明堂112
電話:0178-52-2241

*華想いを用いている酒
桃川大吟醸 華想い

見学OK

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写真有限会社関乃井酒造

住所:むつ市柳町1-5-15
電話:0175-22-3261

*華想いを用いている酒
大吟醸 至華

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写真盛田庄兵衛酒造店

住所:上北郡七戸町字七戸230
電話:0176-62-4141

*華想いを用いている酒
駒泉 吟醸 真心白ラベル

見学OK

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写真尾崎酒造株式会社

住所:西津軽郡鰺ヶ沢町大字漁師町30
電話:0173-72-2029

*華想いを用いている酒
純米吟醸 安東水軍

見学OK

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写真有限会社長内酒造店

住所:つがる市稲垣町沼崎幾代崎121-4
電話:0173-46-2005

見学OK

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写真有限会社竹浪酒造店

住所:北津軽郡板柳町土井113
電話:0172-73-2161

見学OK

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写真株式会社鳴海醸造店

住所:黒石市大字中町1-1
電話:0172-52-3321

*華想いを用いている酒
純米吟醸 津軽の吟

見学OK

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写真株式会社中村亀吉

住所:黒石市中町12番地
電話:0172-52-3361

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写真六花酒造株式会社

住所:弘前市大字向外瀬字豊田217
電話:0172-35-4141

*華想いを用いている酒
純米大吟原酒 華想いじょっぱり

見学OK

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写真株式会社斎藤酒造店

住所:弘前市駒越町58
電話:0172-34-2233

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写真株式会社カネタ玉田酒造店

住所:弘前市茂森町81
電話:0172-34-7506

*華想いを用いている酒
華一風 純米大吟醸

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写真白神酒造株式会社

住所:弘前市大字米ヶ袋字村元22
電話:0172-86-2106

*華想いを用いている酒
白神 大吟醸

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写真三浦酒造株式会社

住所:弘前市石渡5-1-1
電話:0172-32-1577

*華想いを用いている酒
豊盃 純米吟醸 華想い

見学OK

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写真株式会社丸竹酒造店

住所:弘前市大字国吉字坂本49
電話:0172-86-2002

*華想いを用いている酒
大吟醸 白神ロマンの宴

見学OK

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写真八戸酒類株式会社八鶴工場

住所:八戸市番町24
電話:0178-43-0010

*華想いを用いている酒
八鶴 華想い 純米大吟醸

見学OK

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写真八戸酒類株式会社五戸工場

住所:三戸郡五戸町字川原町12
電話:0178-62-2115

*華想いを用いている酒
如空 華想い 純米大吟醸

見学OK

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写真八戸酒造株式会社

住所:八戸市類家1-4-33
電話:0178-43-0616

*華想いを用いている酒
陸奥八仙 華想い50純米大吟醸

見学OK

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写真合同酒精株式会社八戸工場

住所:八戸市城下2丁目11-67
電話:0178-22-1131

見学OK

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写真六ヶ所地域振興開発株式会社

住所:上北郡六ヶ所村鷹架内子内337-3
電話:0175-71-3335

見学OK

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酒蔵に行ってみよう!見学できる酒蔵

 蔵元によっては年間を通じた日本酒造りもおこなわれていますが、一般的に造りは秋から始まり、冬の厳寒期が最盛期、春にできあがります。新酒ができあがると蔵元の軒先に杉玉をつるし、新酒ができたことをお知らせします。
 見学できる酒蔵もありますので、酒蔵の独特の香りや伝統を感じさせる雰囲気を体験してみてはいかがでしょうか。
 見学の時期や時間は事前に蔵元へお問い合わせください。


杜氏(とうじ)

 杜氏は日本酒造りの最高責任者です。日本酒造りは、麹菌や酵母などを巧みにコントロールする技術が味や品質に大きく影響する仕事で、すぐに誰にでもできるわけではありません。日本酒造りの技術と技能は、全国各地の杜氏組合の人々に脈々と受け継がれています。
 杜氏には地域ごとの流派のようなものがあり、青森県で活躍するのが南部杜氏と津軽杜氏です。南部杜氏は、越後杜氏、丹波杜氏とならび、日本三大杜氏の筆頭に数えられる洗練された酒造りの技を受け継ぐ職人たちです。津軽杜氏は、以前は津軽杜氏組合が組織されていましたが、現在は蔵の減少などにより組合はなくなり、組合で酒造りを学んだ杜氏は数少なくなっています。南部杜氏と津軽杜氏によって青森県の地酒造りは支えられているのです。


珍しい日本酒の自動販売機で手軽に地酒はいかが

写真 昨年12月の東北新幹線全線開業にあわせて新青森駅にオープンした「あおもり旬味館(しゅんみかん)」、そのお土産コーナーの一角「あおもり北彩館」にきき酒ができる地酒自動販売機が登場しました。自動販売機には青森の地酒5種類がセッティングされ、おちょこ1盃の酒を100円で味わうことができます。
 また、自動販売機の隣では地酒の販売もしてるので、試飲し気に入れば購入することも可能です。5種類全部を飲んでも、たった500円、売場にはホタテ、するめなど青森の珍味も盛りだくさん。お得な地酒自動販売機に今すぐレッツゴー!


JAL機内で青森県産酒を提供

写真日本航空(JAL)国内線ファーストクラスで、青森の地酒「豊盃(ほうはい)」が提供されることとなりました。期間限定での提供ですがこの機会に是非ご賞味ください。

  • 期間:平成23年3月1日~3月31日
  • 商品名:「豊盃」純米吟醸 豊盃55(製造元:弘前市三浦酒造株式会社)
  • 商品特徴:酒造好適米「豊盃」を自社精米にて55%まで磨いて醸す純米吟醸酒で、ほんのりと控えめな香りと丸く膨らむ味が特徴です。

*搭載クラス・路線等についてはコチラ(お知らせ:日本航空(JAL)国内線ファーストクラスで地酒「豊盃」が提供!! )をご覧ください。


Aomori 地酒 Fan 倶楽部 会員募集のお知らせ

青森の豊かな自然、移ろいゆく美しい四季。そこに育まれる旬の食と醸し出される旬の地酒。そんな青森の素晴らしさを、青森の地酒とともに知り、楽しみ、広めていく倶楽部です。
 青森の地酒情報はもちろん、知ってお得な青森の旬情報や、おいしく地酒を飲める店特選情報を発信しています。また、会員限定の旬のイベントや地酒を味わうベントチケット先行予約などなど、会員ならではの特典を用意しています。
 入会費・年会費は無料で、倶楽部の趣旨にご賛同いただける20歳以上の方であればどなたでも入会できます。あなたも青森の地酒の伝道師になってみませんか?

問合せ先:青森県酒造組合 TEL 017-776-6103


「青森の地酒を味わう会」開催のお知らせ

 県内蔵元が大集結し、「青森の地酒を味わう会」が開催されます。
 今回で10回目を迎えるこのイベントでは、県内酒蔵の自慢の地酒を存分に堪能でき、また、地酒にあう地元食材を使用した料理を味わうことができます。
 「青森の四季美しく、酒うまく。」春の訪れを待ちわびながら、この機会に「あおもりの酒」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 日時:平成23年3月16日(水)18:30~20:30
  • 会場:青森市「ホテル青森」
  • 定員:300名(前売りチケットをお求めください。)
  • 料金:5,000円 *記念品プレゼント
  • 内容:全国きき酒選手権大会/青森県予選 /春の鑑評会出品酒コーナー/蔵自慢古酒コーナー/日本酒カクテルコーナー/お楽しみ抽選会
  • 主催・問合せ先:青森県酒造組合 TEL017-776-6103
    青森県酒造組合ホームページ

料理に日本酒を

写真 日本酒は、麹を使い自然を生かした醸造技術により造り出された様々な成分を含むため、料理を美味しくする力を持っています。料理に使用することで、素材を生かしながらうまみをプラスすることができます。
 例えば、日本酒をひと振り加えてごはんを炊くと、ごはんにつやとほのかな甘みがつき、さらには煮崩れを防ぎふっくらおいしいごはんを炊くことができます。また、味噌汁の仕上げにひと振り加えると、日本酒に含まれるうまみ成分が塩味をまるくするとともに、だしに含まれている成分と相成ってうまみを倍増させます。ほかにも、素材の臭みを消して良い香りや風味をつけたり、素材をやわらかくしたり、おいしさを閉じ込めたり、日本酒を使うことで料理がもっと美味しくなります。
 下ごしらえから仕上げまで、毎日の料理に日本酒を!


お酒は20歳になってから


〈参考文献・資料・協力〉



掲載日 2011.2.1


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