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産地レポート 〜 生産者の声 〜

イチゴ 麗紅・・・北村 兼男さん、スミさん(おいらせ町)

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 イチゴは、毎年のように新しい品種が登場する果物だそうだ。産地と品種(ブランド)間の競争が 激しく、比較的交配が簡単なため、各地の農業試験所で地域オリジナルの名産品にするため新種の開発が行われているという。

 現在では、100種類ほどのイチゴがあるというが、私たちが、日々店頭で目にするイチゴは、せいぜい4~5種類。
イチゴも、甘くて人気のあるもの、日持ちするもの等、品種改良され、淘汰されて店頭に並べられている。

少し前まで「麗紅」というイチゴがあった。麗紅は、現在、あまり作られていない品種。

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 麗紅の登録は、1978年昭和53年 。今から、37年ほど前の品種だ。
今の人気品種「とちおとめ」等より、少し酸味があるということと、棚持ちしないということで、だんだんと栽培する人がいなくなった。
しかし、今出回っているイチゴより、熟した果肉が柔らかく、好む人も多い。

 おいらせ町で麗紅を栽培している北村 兼男さん、スミさん。

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北村さんご夫婦

JA十和田おいらせイチゴ専門部会員18人のうち、作っているのは、北村さんを含め3人。
麗紅は、スミさんの親の代から栽培しているという。
兼男さんは、北海道で長くサケ漁師だったため、スミさんのご両親とスミさんが栽培してきたが、ご両親が亡くなってからは兼男さんが船を下り、スミさんと栽培するようになったという。

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ハウスは南北

北村さんのハウスは、南北にたてられている。これは、周りに建物が無いハウスにこの地域特有のヤマセ(偏東風)の影響を受けないようにということと、日当たりを良くするためだそうだ。

毎年、お盆のころに畝を作る。作ったらすぐに苗を植える。苗は自家製。 今年は、昨年の11月、12月に寒さが早く来たため、心配した。 だが、さほど影響は無かったという。 実が柔らかいので、実に傷をつけないように優しく包んで、軸を折る。

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実が柔らかいので優しく

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心配したが大丈夫だった

収獲は、3月中旬から6月中旬まで。

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見え良く詰めていく

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綺麗にパックするのはスミさんの役目
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箱詰めは兼男さんの役目

 

初めは大きなイチゴも収穫時期が終わりに近づくと段々と小さくなるという。摘花も必要だが、夫婦二人では手が回らない。 残念ながら後継者はいないという。 イチゴも人間も世代交代の時期は来るが、それまでに培ったものは、人の記憶に残り、それはそれで一世代築き、次世代にバトンタッチしたと満足するのであろうが、やっぱり時々思い出しては、懐かしく思い出すのだ。 麗紅は、その名の通り麗しく光るイチゴだ。

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麗しく光るイチゴ

JA十和田おいらせから青森合同青果 、八戸中央青果へ出荷され、小売店へとまわる。 昨年は、イオン下田店内フルーツ野菜村や、生協各店、青森市内スーパーふじわらで販売させている。

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JA十和田おいらせ
http://www.jatowada-o.or.jp/

掲載日 2015.4.1


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