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産地レポート 〜 生産者の声 〜

食用ほおずき・・・ 農園「灯り舎」葛西 道子さん、雄大さん親子(平川市)

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 「食用ほおずき」・・あまり一般的ではないかもしれないが、徐々に認知度が高まっている。
 幼いころに、中をくりぬいて、ほおずき提灯を作ったあの赤い袋の「ほおずき」には毒性もあり、苦くて食べられないが、それとは別物。中南米原産のナス科の植物である。英語名を「グラウンド・チェリー(Ground Cherry)」という。

 見た目は、大粒のさくらんぼ、はたまた、ミニトマト大の黄色い実。味は、レモンのように甘酸っぱくあっさりとしている。ヨーロッパやアメリカでは、ケーキのトッピングやホオズキパイなどとして食べられているが、フルーツとして食後のデザートが一般的だという。

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花はやはりナス科の花です

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食用ほおずき

 さて、この食用ほおずきの栄養はというと、ビタミンA、Cや鉄分等を多く含み、中でも肝臓に良く体内に不要なものをためない働きをするとされるビタミンB群のイノシトールを含んでいるという。イノシトールは、現在は、ビタミン様作用物質として扱われている。

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食用ほおずき畑

 青森県でも平川市に栽培している農園がある。
 「灯り舎」という名の農園で、園主は葛西 雄大さん。大きく実なりが良いのが特徴のオレンジチェリー」という品種。栽培歴4年。
 本業は造園業だそうで、自宅の農地を高齢になってきた両親のために、作業の軽い「食用ほおずき」畑に替えた。現在、500本ほどが植えられている。 親子3人で栽培する予定だったが、3年前にお父様が亡くなりお母さんと二人でやっている。

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栽培を始めて4年

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葛西さん親子

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結構大きくなっています
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風が通るように支柱で組んでいる

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枝分かれ

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しょちゅう見てやらないと

 寒暖の差があるこの土地は、ほおずき栽培に適しており、実のなりもよく、大きいほおずきが長期間収穫できるという。収穫期間は、8月下旬から10月末。

 無農薬栽培で、肥料としてアップルグリーン(りんごの搾りかす)、樹木の皮の部分を発酵させて作ったバーク堆肥、燻炭を撒いて土作りをしている。
 防虫剤は使用していない。ホオズキは非常にカメムシが付きやすい植物だが、他の虫も手作業で虫を除去しているという。

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花が咲いた後に一つづつ実を付ける
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こんな感じでなっています。
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今の所害虫駆除は手です

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これにも虫が

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軸が黄色くなれば収穫時

 ほおずきは、花が咲いてから45~60日後に実をつける。 7月の初めに花をつけた葛西さんの農園では、今年はやや遅く8月下旬から収穫が始まっている。

 ほおずきはとても成長力が強く、夏場などは数日ほっておくと枝がどんどん繁って「巨大化」してしまうため、こまめに剪定しなくてはならない。 葛西さんは、この剪定技術を先進地秋田から学んだ。

 袋が淡褐色になり、軸も黄色になると収穫時期。
 葛西さんのフルーツほおずきは「星の灯り」という名称で、生食とジャムで販売されている。

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「星の灯り」1パック 480円

 日持ちは、冷蔵庫で2週間ぐらい。濡れると傷みやすいので、注意したい。

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お母さん手作りの加工品

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ジャムとコンポート

 今後の課題は、販売先。まだまだ、日本では珍しいものだけに、シェフや料理人の注目を集めそうだ。

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[お問い合わせ先]

灯り舎
青森県平川市館田西和田
TEL:0172-44-8785
http://www.harvestmarket.jp/hoozuki/about.html


掲載日 2013.9.1


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