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産地レポート 〜 生産者の声 〜

青森県産もち小麦「もち姫」を使った餃子…有限会社奥入瀬フーズ(十和田市)

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 さて、今月2月10日(日)~12日は、中国の春節と言われる旧正月。大晦日には家族全員で餃子を食べるという。餃子は、縁起の良い食べ物とされている。餃子の形が清の時代まで使われていた貨幣に似ていて、餃子を新年に食べると金運が良くなると考えられていたことと、中国語では、子どもを授かる「交子」と「餃子」が、チャオズとよく似た読み方をするため、子孫繁栄の縁起をかついだ料理とされているためだ。

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もち小麦使用の水餃子
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もち小麦

 青森には、つるつるとして、とてものど越の良い餃子がある。青森県産もち小麦「もち姫」を使った餃子。水餃子である。(間違って焼いた人があるそうだが、それはそれで美味しかったという)

 「もち姫」は、小麦でありながら、お米のように、もち性を持った珍しい小麦。小麦は他のものに比べ、アミロース合成遺伝子と呼ばれる遺伝子が複雑なため、もち系は自然界に存在しなかったという。
 1995年にもち性小麦が育成されたが、耐寒性や製粉後の色の悪さが災いし、普及しなかった。
 2006年、これらの短所を克服した「もち姫」が東北農業研究センターで誕生した。モチ小麦は普通小麦と比べ、でんぷんに粘りがあり、もちもちとした食感が得られ、老化しにくいという。
 青森県立保健大学の藤田教授を中心とするもち小麦研究会が、今後の展開を模索している。研究会の会員でもある「おいらせ餃子」の小笠原社長が作ったのが、先述の水餃子。

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もち姫を使った餃子の皮
写真おいらせ餃子の小笠原社長

 この「おいらせ餃子」、具材の豚肉は、餌にニンニクを混ぜた十和田産「ガーリックポーク」、そして、にら、キャベツ、しいたけ等も地元産を使っている。

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材料は地元産
写真使われている具材は地元産

 餃子の具材には、地元農業協同組合の上北農産加工で作られている焼肉のたれ「源タレ」で味付けしてある。「おいらせ餃子」では、手作りにもこだわる。

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源タレ
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手作り
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 社長の小笠原さんは、地元産食材を使い、地元の雇用を生む等、徹底的に「地元」にこだわりたかったという。 もち小麦は、一般の小麦より火が通りやすいという特徴を生かし、豚まんなどの開発が考えられる。

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もち姫で作った団子
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今後の開発が待たれる豚まん
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店ではこのように水餃子を提供
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お汁粉の餅ももち姫

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赤沼営農組合

 このもち小麦を生産しているのが、地元十和田の赤沼営農組合。 まさに、この取組は6次産業化。

 地域一丸となった取り組みは、地元に活力を与え、外から来た人に感動を与える。 まさに、餃子は縁起が良い。


[お問い合わせ先]

有限会社奥入瀬フーズ
青森県十和田市奥瀬字小沢口90-1
電話:0176-72-3113
http://www.oirase-soba.com/



掲載日 2013.2.1


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