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産地レポート 〜 生産者の声 〜

「Mr. 浅野のけっさく」という名のトマト…(有)みちのく農産(七戸町)

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大玉の味の中玉

 今、全国各地で売れるトマト作りを模索している。各種苗会社も種の研究に余念がない。そんな中で、甘さだけでなく、うま味を持ったトマトで勝負しようとしている人たちがいる。

 大玉の肉質を兼ね備える中玉品種のそのトマト、開発者の浅野喜久雄氏の(渡辺種苗)名前をとって「Mr. 浅野のけっさく」と言い、商品名は「Mr. 浅野のスウィートミディ」という。浅野喜久雄さんが10年以上の月日をかけて育種した期待のミディトマト品種。特別難しい節水管理をしなくても風味豊かで食味に優れ、ミニトマトの甘さと大玉トマトの旨さを併せ持つというトマト。

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哘さん

 産地化を図るため県内での生産に参加を呼びかけ、6件の農家が参加している。そのうちの1軒、七戸町にある「みちのく農産」の哘(さそう)さん。代々この地で農業を営み、哘さんは7代目。

 今までは"りんか"という品種のトマトを作り続けてきた。そして今年から「Mr.浅野のけっさく」に挑戦。同時期に苗を植え付けたということだが、"りんか"に比べ、「Mr.浅野のけっさく」は背丈がかなり高い。「ハウスの屋根に届きそうな勢いなので、まっすぐ吊るすのではなく、斜めに引っ張って張らなくては」という。 早速、新しいトマトの特性に向き合う。

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Mr.浅野は背が高くなる
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ハウスが並ぶ中、休憩
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同じ房でも赤くなる時期がずれる
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病気に強い感じがする

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青果市場・仲卸・との販売タックが魅力

  哘さんが、この「Mr.浅野のけっさく」に取り組んだ理由は、販売体制にあった。「自分の生産物が何処にどう流れて行っているのかを知っておくのは重要"消費者の顔が見える"は当たり前。それ以上に、今回は、販売先がこのトマトをどのように売るのか、そのストリー性が明確だった」という。

 現在、「Mr.浅野のスウィートミディ」は、東京青果で取扱、青果会社のグリーン情報ネットワークが、店舗展開している。

 青果会社のグリーン情報ネットワークの西牧さんは、
 「スイートミデイに関しましては、皆で育ててブランドにしたいと考えています。私が名前を付けて販売しているからブランドではなくて、生産者の皆さんが頭を一つにしてMR浅野のミデイートマトの規格品質をイメージとして持つこと。宮城の生産者も青森の生産者も北海道の生産者も、皆、商品のイメージを共有して、皆でMR浅野のスイートミデイーを育てていく、それが最強のブランドを確立する一番の方法だと思っています。いろんな産地が参入してくると思いますが、系統が作った、JAが名づけた、という商品ではそれだけでブランドにはなりえません。私たちは少ない面積でもそれなりの収入をあげられるような農業を目指していますので、そういう農家さんに生産をお願いいたしておりますし、お金だけが目的の農家さんは仲間になってほしくないと思っております。そういう意味ではイメージに合わない生産物は除外していかなければならないと思っています。パッケージは一番見慣れたものがよいのではないかの考えから、コーヒー容器を使用しました。デザインは私の勝手なイメージです。販売先は小泉(東京青果)に任せております。ちなみに北海道の仲間も青森の生産者と遜色ない収入になるよう運賃コストは考慮しています。」

  生産者と共に歩むという姿勢が明確だ。

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西牧さん
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パッケージ

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小泉さん園地視察

 販売先を任された東京青果(株)野菜第2事業部の小泉さんは、
 「夏の初めの時期は、食味が安定しなかったが、だんだんと糖度ものってきたようです。 MR浅野のスイートミデイーは、価格・品質・生産の安定性を兼ね備えた高級トマトとして期待しています。ただ、今、トマトへの追い風が吹いていて、市場の入荷量も多くなっていますが、差別化としたパッケージの受けもよく、スーパーのバイヤーさんには人気です。」

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左から小泉さん浅野さん西牧さん
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販売会議

 生産者と流通関係者・種苗会社が一体となった取り組み。 生産者の意欲を掻き立てる魅力的な取り組みは、生産者への一番の応援歌のようだ。


[「Mr. 浅野のスウィートミディ」お問い合わせ]

(有)みちのく農産  http://michinokunousan.com/
(有)グリーン情報ネットワーク http://www.gjnet.co.jp/


掲載日 2012.9.1


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